ワードプレスとHTMLウェブサイト(ホームページ)の違い

ノートPCとWebイメージ

ブログサイトを目的として開発されたワードプレス。

誰でも気軽に無料で利用することができる魅力的なブログソフトですが、現在では様々なサイトの形にフィットするようなテーマがリリースされ、当初の目的であったブログサイトだけではなく企業向けのコーポレートサイトや中小企業のオンラインショッピングサイトなど、非常に自由度の高いサービスになりました。

ワードプレスを活用することでプログラミングの知識がない方でも魅力的なサイトを構築することができるようになった今、従来からあるHTMLを使ったホームページとの違いは一見では全く分からなくなりました。

大手企業がコーポレートサイトをワードプレスで構築する事例も多くあり、「ブログ管理ソフト」だけでなくホームページ制作のツールとしても主流となってきています。

今回は、改めてワードプレスとHTMLウェブサイトの違いの解説とどちらが良いかについての見解を述べたいと思います。

スポンサーリンク

動的サイトと静的サイトについて

現在、世界中で作成されているウェブサイトのうち26%がワードプレスで作成されています。
そんなワードプレスは「動的サイト」と呼ばれる仕組みになっており、ユニークな特徴を持っています。

ここでは、動的サイトと静的サイトの違いを解説していきます。

2-1 動的サイトとは

走る女性 動的サイトイメージ

ワードプレスを構築する動的サイトの特徴は記事タイトルや本文、公開日などのテキストデータをデータベースと呼ばれる場所に保存しています。

ワードプレスはMySQLというデータベースが使われており、こちらに保存されたデータがサイトに表示されています。

ユーザーがサイトにアクセスするとデータベースからリクエストのあった記事のデータが送信されユーザーのデバイスでサイトが正常に表示される仕組みになっています。

アクセスされるたびにページを生成しますので、ユーザーによって異なる情報を表示することも可能です。

ワードプレスで記事を更新すると過去記事のページを表示してもサイドバーの新着記事のリストに記事が表示されるのも動的サイトの特徴です。

2-2 静的サイトとは

雪 立っている女性 静的サイトイメージ

静的サイトはユーザーがサイトにアクセスした際にHTMLで構築したページを直接表示します。

既に用意されたページに対してユーザーが見に行くような形なのが静的サイトの特徴です。

インターネットが普及してしばらくはHTMLとCSSのファイルを作成してサーバーにアップロードすることで表示される静的サイトがほとんどでした。

データベースにテキスト情報を保存している動的サイトとは異なり、静的サイトはサーバーに直接ファイルをアップロードしています。

非常にシンプルな構造なのでサイトを更新する際は1つ1つのページを編集するようになっています。

ワードプレスの特長

ワードプレスイメージ

ワードプレスは誰でも利用することができるオープンソース型のブログソフトウェアで、現在ではより複雑なサイトなどにも利用されるCMSとしても利用されています。

CMSとは従来のテキストのみのブログサイトではなく、画像、動画などを使用した様々なコンテンツを結合して体系的に管理するコンテンツ管理システムのことです。

オープンソース型なので誰でも編集を自由に加えることができます。

そのため、世界中のプログラマーがより使いやすく魅力的なサービスにするために新しい試みやサービスをリリースしているのもワードプレスの特徴です。

ワードプレスはPHPというプログラミング言語で開発されています。

動的サイトを構築するのに最適なプログラミング言語としても知られるPHPもオープンソース型なのでバージョンアップするごとにプログラムが改善されているのも特徴です。

コンテンツのデータはMySQLと呼ばれるデータ管理システムに保存され、ユーザーからサイトにアクセスがある度にデータベースから必要な情報が表示されるようになっています。

ワードプレスのメリット

ワードプレスは動的サイトという性質上、その時々に応じて異なるコンテンツが表示されるようなサイトに力を発揮します。例えば、ブログを運営していて、新着記事は上の方に自動的に表示されたり、アクセス集計して人気記事をランキング表示したりしたいときなど、機能とデザインとコンテンツを組み合わせたサイトを作ることができます。

これはアクセスするユーザーごとに最適な情報をデータベースから選別して表示しているからできることで静的サイトにはないメリットになっています。

ブログ記事の更新をした場合でも全てのページが自動で更新されるのも非常に便利です。

またSEOに関しても有利な構造になっており、Googleのエンジニアも認めています。

その他にも無料から有料まで様々なデザインのテーマが配布されているので、プログラミングの知識がない方でも簡単に自分の好みのデザインにすることができます。

プラグインを活用することによって便利な機能を追加することも可能で、使い方の説明もインターネット上に沢山アップされているのもメリットです。

ワードプレスのデメリット

一見、完璧に思えるワードプレスですが便利な反面デメリットもあります。

データベースにアクセスしてサイトを表示する動的サイトの性質上、静的サイトに比べて表示速度が遅くなる傾向にあります。

現在では、AMPと呼ばれるモバイルデバイス向けの高速表示などの仕組みも普及してきていますが、デスクトップサイズでのサイトの表示だと静的サイトに軍配が上がることが多いです。

ワードプレスを構築するシステムがオープンソース型ということはセキュリティ面ではデメリットに働きます。

このためワードプレスやプラグインなどのサービスは頻繁にアップデートを繰り返しています。それでも利用者数の多いワードプレスは時に脆弱性が発見されることがあります。

サイトの表示速度やアクセスが集中した時にサーバーがダウンしないようにするためにある程度のスペックのサーバーを使う必要があります。ちなみにTwitterなどもアクセスが集中してサーバーがダウンしたことがありました。

ワードプレスにおすすめのレンタルサーバーは?といろんなところで質問が見受けられますが、操作性やコスパを考えるとエックスサーバー が一番おすすめかと思います。稼働率99.99%、高速、多機能、高安定性をうたっていて、初心者から上級者まで幅広い層で受け入れられています。

HTMLサイトの特長

HTMLイメージ

メリット

静的ページとは、文字通り動きのないページでページごとにHTMLとCSSファイルがあり、全てのページが独立して存在しているので、動的サイトと比べてシンプルな構造になっています。

ユーザーごとにデータベースにアクセスしてサイトを表示する動的サイトと違って実態ファイルがある静的サイトはサイトを表示する速度も早く、サイト自体も軽いというメリットがあります。

また、ワードプレスのような動的サイトとは違いシンプルなファイル構成になっていますので、バックアップやサーバーの移管なども非常にスムーズです。

すでにアップロードされたページを表示するだけなのでアクセスが集中してもサーバーに負荷がかかることも少なく、ワードプレスに比べてサーバーの使用料を安く抑えることもできます。

オープンソース型のワードプレスとは違い、ローカルにファイルを保存する静的サイトはセキュリティ面に関しても不安要素がなく安心して運用できるのもメリットです。

デメリット

負荷が軽くシンプルな構成でバックアップが楽などのメリットがある一方で、静的サイトならではのデメリットもあります。

PHPを使用した動的サイトのワードプレスとは違い、各ページごとに単独ファイルとして保存されている静的サイトは複数のページで更新情報を共通させたい場合、各ページごとに編集する必要があります。

ワードプレスで記事を更新した際にトップページでもプロフィールページでもサイドバーの新着記事に更新情報が表示されていますが、静的サイトではこれを全てのページで同じように編集しなければいけません。

サイトのヘッダーロゴ1つを変更するにしても各ページで同じように編集するのは二度手間と感じることでしょう。

HTMLとCSSというシンプルな基本構成の静的サイトですが、最低限の知識がなければサイトを作成することはできません。

HTML、CSSの知識がある方でもサーバーへのアップロードの方法や管理の仕方などを理解していないと非常に面倒に感じると思います。

「こんなサイトにしたいなぁ」と思った時にワードプレスのテーマのようなものもありませんので、基本的には自分でコードを入力していくことになります。

シンプルな構成だからこそデメリットに働く部分も多いです。

ワードプレスとHTMLウェブサイトを比較

黄色いドアと緑色のドア 比較イメージ

動的サイトのワードプレスと静的サイトのウェブサイトを比較した際にどちらを選ぶべきかという議論は何年も前からされてきました。

この議論に明確な答えはありませんが、記事をメインとしたコンテンツマーケティング、お知らせやコラム(記事)等を頻繁にアップしたりする場合はワードプレスの方が良いと思います。

なぜならワードプレスを使えばコンテンツの管理や更新がとても楽に且つ素早く実行できるからです。お知らせやブログをあげて読んでもらうのが目的なのに、その手段に時間がかかっていてはもったいないですよね。

また、プログラミングのスキルがない方でも気軽にはじめることができるワードプレスですが、PHPの知識に長けている方にサイトの作成を依頼することで驚くほど魅力的な機能を備えたサイトにすることも可能です。

配布されているテーマを利用してサイトを運用することも、制作を依頼してより高機能なサイトを作ることもできるワードプレスは非常に窓口の広いサービスと言えるでしょう。

主流のレンタルサーバーを活用すればワードプレスの面倒なインストールもワンクリックで完了するのも魅力です。

アクセス集中によるサーバーダウンの危険性も現状では、よほどのことがない限り心配する必要もありません。

プログラミングスキルのない方は特にですが、今後もアップデートが続いていくワードプレスは通常のウェブサイトと比較しても使いやすいと言えるでしょう。

逆に、更新はほとんどしない、とにかくホームページがあればいい、という方はHTMLでウェブサイトを作成した方が良いかと思います。ワードプレスはソフトウェアですので定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスをしていないと、エラー文章が出て来て表示されなくなった、なんてこともあります。その点においては静的サイトはまだマシかと思います。

まとめ

ワードプレスとHTMLで作成した静的サイトの違いを解説しました。

どちらも対象的な特徴を持っているので、比較されることも多いです。

個人的には静的サイトを使う明確な目的がある方以外はワードプレスを使ってサイトを構築した方がメリットが多いように思います。

インターネット上に様々な情報を参考にすることができるので、自分の作りたいサイトをベストな形で具現化することもできます。

便利なプラグインを上手く使うことでサイトの表示速度も静的サイトと同等のパフォーマンスにすることもできるのも魅力です。

サイトのビジョンや目的に合わせてベストな選択をしましょう!

スポンサーリンク