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ワードプレスで企業サイトを作る時に役立つTips28選

これからWordPressを使って企業サイトを作成したい方も多いでしょう。

でも「何から取りかかればいいのか分からない」と思っている方も多いはず。はじめてのサイト作成なら尚更ですよね。

そんな方のために今回はWordPressで企業サイトを作成するために役立つアイデア、プラグイン、テーマなどを紹介します。

企業サイトを作るときのポイント

[必要なページの洗い出し]

企業サイトを作る際に一番重要なのは「自分たちが何をしている企業なのか」を分かりやすく説明することです。1ページで企業説明をすることは可能ですが、テキストで埋め尽くされたページを見ても分厚い説明書のように見る気になりません。

そこでトップページ、会社概要、問い合わせ、サービス紹介、スタッフ紹介など個別に必要なページを洗い出す必要があります。

ページ数は多ければ良いわけではありません。企業として伝えたい内容を洗い出した時に、内容に特化したページを作成するということです。

[必要な機能の洗い出し]

メインとなるコンテンツやメニューが洗い出せたら、次にそのコンテンツを企業サイトに設置する際に必要な機能をリストアップしましょう。

企業サイトには必須の「お問い合わせ」や所在地を見やすく載せるための「マップ機能」、定休日が確認できるようにする「カレンダー」、新着情報を載せるための「ニュース機能」
洗い出し作業をしている際に「こんな機能はないだろうな」と諦めてしまう必要はありません。

ここでは考えられる「あったら良いな」と思う機能を全て書き出してみてください。

[構図を紙に書く]

どんなレイアウトでコンテンツを配置するのかを具体的に視覚化するためにサイトの構図を書き出しましょう。

白紙にイラストでサイトの図を書いてみたり、PCでExcelやメモ帳を活用して「商品紹介のメニューの中にドロップダウンメニューがあって商品が一覧で表示されて・・・」という感じでイメージをなるべく具体的に見える形にしていきます。

構想が浮かばない方は参考になるサイトを見つけてアイデアを膨らませても良いと思います。

[近しいテーマを探す]

大体のサイトイメージがつかめたら、そのイメージに近いWordPressのテーマを探していきましょう。

WordPressには無料、有料を合わせて数え切れないほどのテーマが流通しています。
つまり、ほとんどの場合、かなり近いかイメージ通りのテーマを見つけることができるでしょう。

「自分のイメージに近いテーマが沢山ありすぎて、どれを選べば良いのか分からない」という方は、将来的にサイトがどのような状態になるのか、テーマが日本語対応なのか、SEOに強いのかなど、目的に合わせて選択するといいでしょう。

[トップページの画像は有料素材で見栄えのよいものを選ぶ]

企業サイトを作成するにあたって、重要になるのがトップ画像です。

会社のイメージをより具体的に、そして視覚的に分かってもらうためにもトップ画像は適当なものを選ぶのはおすすめできません。

「すごい良いサイトなんだけど、ここのトップ画像どっかで見たなぁ」となってしまうサイトも少なくありません。

無料で商用利用可能な画像素材サイトも沢山ありますが、その中でセンスの良い画像を選ぶと大抵、どこかでかぶりますので、有料の画像サイトでトップ画像を選びましょう。

たかが画像と思う方も多いかもしれませんが企業サイトの「顔」になる部分ですので、厳然して選ぶことをおすすめします。

[原稿を書く、誰かに書いてみてもらう]

サイトの枠組みができたら、掲載するテキストを作成しましょう。様々なコンテンツを紹介する際に文章は必ず必要です。

自分でテキストを作成するのは良い事ですが、その際に注意するべきことは「分かりやすく具体的な説明ができているか」です。商品の理解するために長いテキストを読みたいと思う人は少ないので、より少ない文章で、より明確な説明ができるように考えましょう。

回りくどい言い回しやありきたりな文章ではサイトの魅力も半減してしまいますので、自社の魅力を少ない文字数で伝わるように文章を構成しましょう。

テキストが浮かばない方や、どうしても長い文章になってしまう方はコピーライターなどの専門職の方に依頼すると良いでしょう。

[テスト環境は必要です]

企業サイトを運営していく中で「そろそろレイアウトをいじりたいな」などのアイデアは必ず出てきます。

その際に直接、サイトを編集して更新したのはいいものの、実際にサイトを表示したらレイアウトがぐちゃぐちゃになっていたり、最悪の場合、表示されないなんて問題が起きる可能性があります。

気がついてサイトを元に戻そうとしても「どこをいじったか」を忘れてしまっている場合もあるでしょう。その為に「テスト環境」として管理側にしか見れないような開発用サイトを作っておくことをおすすめします。

本家も開発用もまったく同じ状態にしておいて、変更を加えたい時は一度、開発用で試して問題がなければ本家にアップするといった使い方をすれば、より安全に更新が行えますし、バックアップにもなります。

Webサイトは無数のコードによって作成されているため、全角スペース1つでサイトが壊れることもあります。

テスト環境は事前に構築しておくようにしましょう。

企業サイトで役立つプラグイン

Contact Form7

https://ja.wordpress.org/plugins/contact-form-7/

Contact Form7

お問い合わせフォームを作る時に便利なプラグイン「Contact Form7」

企業サイトには必須の項目ですが、HTMLとCSSの知識がない人がコンタクトフォームを作ろうとしても一苦労です。

このプラグインをインストールすれば、管理画面に自動で「お問い合わせ」が表示されますのでメニューに追加するだけで完了します。

顧客が問い合わせを送信完了した際に任意で表示するメッセージも挿入することができる便利な機能も付いています。

Yoast SEO

https://ja.wordpress.org/plugins/wordpress-seo/

Yoast SEO

SEOの設定を細かく設定できる高機能で無料のプラグイン「Yoast SEO」

サイトマップの生成、パンくずリスト機能などの基本機能はもちろん、SNS用のメタタグを自動生成し、Facebookでシェアされた時に綺麗に表示されるようにFacebook OGPにも対応しています。

記事タイトルを一覧表示して編集できる便利機能や、投稿画面で細かくSEO対策の設定ができたりなど、SEO対策に必要な設定をほとんど網羅している優秀なプラグインです。

しっかりと設定を覚えればかなり効果的なはず。

Akismet

https://ja.wordpress.org/plugins/akismet/

Akismet

スパムコメントなどをサーバーでチェックしてくれるプラグイン「Akismet」

自社の露出機会を増やす為に作成したサイトのアクセスが増えていくのはとても嬉しいことですが、アクセスが増えるにつれて増えるのがスパムコメントです。

世界中にいるスパマーの攻撃をAkismetで守ることができます。稀にフィルターを通り抜けてくるものもありますが、すぐに対策されてスパムと判断されますので、安心して企業サイトの運営に専念できます。

WP Multibyte Patch

https://ja.wordpress.org/plugins/wp-multibyte-patch/

WP Multibyte Patch

WordPressを日本語で利用する際に必ず有効化しておくべきプラグイン「WP Multibyte Patch」

何故、必須なプラグインかというとWordPressでは「UTF-8」という文字コードが使わているのですが、こちらの文字コードで日本語を扱うと文字化けやバグが生じる機会が増えてしまいます。

WP Multibyte Patchでは、文字をマルチバイト化することにより文字化けを未然に防ぐ機能があります。日本のWordPressを入れれば最初から付いてくるので必ず有効化して、不具合を防止しましょう。

Redirection

https://ja.wordpress.org/plugins/redirection/

Redirection

企業サイトを引越した際に重宝するのが「Redirection」

このプラグインはサイトを引越してURLが変更になった場合に威力を発揮します。例えば同じ企業名で旧サイトから情報を移行してURLも一新したとします。

ですが他の関連企業のサイトに以前の自社の会社概要や紹介ページが載っていたとします。他企業のリンクから自社のページにアクセスした場合、通常ですと「ページが見つかりません」などのメッセージが表示されてしまいますが、こちらのプラグインを使うことによって自動的に新しいURLの紹介ページに飛ばすことが可能になります。

相互リンクなどをしている企業サイトなどは入れておいて損はないプラグインです。

RealFaviconGenerator

https://ja.wordpress.org/plugins/favicon-by-realfavicongenerator/

RealFaviconGenerator

ファビコンやアイコンを一括生成できる便利なプラグイン「RealFaviconGenerator」

ファビコンとはホームページなどを開いた時にブラウザのタブに表示されるもの。アイコンはスマホなどで表示されるアプリのロゴのような存在です。

これらがあることによって企業の信頼性は必然と上がります。簡単な操作で一括して作成できて、コストもかからないのでインストールして活用することをおすすめします。

Leaflet Maps Marker

https://ja.wordpress.org/plugins/leaflet-maps-marker/

Leaflet Maps Marker

Google mapのAPIを利用してweb上にマップを表示する際に活躍するプラグイン「Leaflet Maps Marker」

企業の所在地などをテキストで表示するのは今時あまりよろしくありません。パッと見た時にマップで表示されているのは当然のことかもしれません。

こちらのプラグインはそのマップ上に企業の情報などを分かりやすい形で表示できる機能が付いています。マーカーのカラーやデザインも選べるので企業に合わせたデザインが選択できるのもLeaflet Maps Markerの良いところです。

企業サイトが構築しやすいテーマ

BizVektor

https://bizvektor.com/

BizVektor

無償で商用利用もOKと利用目的に制限のないのが魅力「BizVektor」

1つのライセンスで1サイトのみの使用制限などがあるテーマ会社も多い中、こちらでは1ライセンスで何サイトでも利用可能です。企業サイトに最適なレイアウトでレスポンシブデザインも標準で装備されています。

カラーパターンも専用のプラグインをインストールすることによりイメージに近づけることができるでしょう。

Lightning

https://lightning.nagoya/ja/

Lightning

高機能で拡張性の高い無料テーマ「Lightning」

ビジネスサイトに最適な機能が盛り込まれており、企業サイトを作成する際にストレスなくサイト構築に取り組むことができます。もちろんレスポンシブ対応。

トップ画像下に3つ並ぶアイコンは管理画面よりウィジェットを操作することにより、自由にカスタマイズ可能です。会社の特徴を3つに絞って紹介したり、スタッフの紹介などにも活用できます。

中小企業のサイト構築におすすめなテーマです。

onepress

https://ja.wordpress.org/themes/onepress/

OnePress

ワンカラムデザインが企業サイトにぴったりな「onepress」

画面を下にスクロールするとコンテンツがアニメーションで上がってくる感じが特徴的。SEO対策もされており、管理画面でのテーマのカスタマイズもスムーズに行えます。

サービスを紹介したり、過去の事例を写真付きで紹介するなどに最適。より多機能にしたい場合は有料版の「onepress plus」もあります。企業サイト自体の価値を高めたい方におすすめです。

Attitude

https://ja.wordpress.org/themes/attitude/

Attitude

レイアウトのバリエーションが豊富なのが魅力の「Attitude」

無料でレスポンシブ対応。初期状態から企業向けサイトに適したレイアウト構成のテンプレートや画面いっぱいまでサイトを広げるテンプレートも入っているので、カスタマイズする際にとても便利です。

大まかなデザインを決めて、そこから細かくレイアウトを変更することができるので、自由度の高いテーマと言えます。

爽やかなデフォルトカラーが清潔な印象を与えたい業種のサイトにフィットしそうです。

無料ホームページテンプレート.com

http://f-tpl.com/

無料ホームページテンプレート.com

全て無料で利用できるテーマ配布サイト「無料ホームページテンプレート.com」

商用利用にも対応していて、レスポンシブなテーマが沢山あります。クレジット表記は有料のシリアルキーを購入することで外すことができます。

企業サイト向けのテーマのバリエーションも豊富なので、時間をかけず、最短でサイトを開きたいという方には最適です。

このサイト内からテーマを選んでサイトを構築すれば最短で半日で企業サイトを始められるでしょう。

テンプレートキング

https://www.templateking.jp/

テンプレートキング

レンタルサーバーの会社で有名なファーストサーバが運営している「テンプレートキング」

もちろんレスポンシブ対応で、WordPressの無料テーマを企業の業種ごとにカテゴリー分けしているのが特徴です。

会社案内、美容、飲食、教育、医療などのカテゴリー別でテーマが配布されているので、自分がどのようなサイトにしたいのかイメージがなかなか浮かばない人は、こちらで近いカテゴリーのテーマをインストールするというのも1つの選択肢になるでしょう。

クラウドテンプレート

http://c-tpl.com/

クラウドテンプレート

ビジネスに最適なレスポンシブ ワードプレステーマというキャッチフレーズが魅力的な「クラウドテンプレート」

企業向けに最適化されたテーマが何種類もあります。もちろん無料でインストールすることができますが、驚くのは、こちらのテーマを「HP製作会社」が活用してビジネスをしているということ。

このテーマを自由にカスタマイズすることができるようになればサイトの制作でも収益を生み出すことができるのではないでしょうか。HP制作会社向けに情報発信もしているので、企業サイトを作成して収入を得たい人にもおすすめです。

有名企業でのワードプレス利用事例

UQコミュニケーションズ株式会社

http://www.uqwimax.jp/

UQコミュニケーションズ

wimaxでお馴染みの「UQコミュニケーションズ」

レイアウト構成がとても綺麗で商品紹介が明確に確認できます。サイドに固定されたアイコンも新規顧客獲得に一役買いそうなアイデアです。

美的.com

https://www.biteki.com

美的.com

小学館が発行している女性向け美容情報誌「美的」のwebサイト。

清潔感のある配色は女性向けサイト以外でも参考になります。豊富なコンテンツを綺麗に配置しているセンスの良いサイトです。

株式会社パル

http://www.3coins.jp/

株式会社パル

300円SHOPを経営する株式会社パルのホームページ。

トップ画像が大きく目を引くデザインが印象的。ワンカラムで非常にシンプルなレイアウトながら綺麗なカラーパターンと必要最小限の重要情報をトップに載せるところに企業のセンスを感じます。

株式会社セイコークロック

http://www.seiko-clock.co.jp/

セイコークロック

ハイクオリティな時計で世界的に人気なセイコーのホームページ。

時計メーカーらしく画面トップに現在の時刻を表示しているのが特徴的。サイト内の製品などを検索ボックスを使って検索できるのも良い点です。

製品紹介サイトではなく、企業サイトと割り切って使用している感じも参考になります。

テレビ宮崎

http://www.umk.co.jp/

テレビ宮崎

宮崎のテレビ局「テレビ宮崎」のホームページ。

テレビ局らしく、沢山の情報コンテンツをホームページに詰め込んでいるのが面白いです。3カラムのレイアウトで番組情報やイベント情報を掲載しているので、スクロールする手間がかからない点が良いです。

すみだ水族館

http://www.sumida-aquarium.com/

すみだ水族館

東京墨田区にある水族館「すみだ水族館」のホームページ。

背景画像に水族館らしい画像を使用してサイトカラーもブルーにすることでパッと見ただけで「水族館のホームページなんだ」と分かります。

ブルーを基調にしているので「営業時間変更のお知らせ」の赤が目立って見やすいです。

株式会社クックパッド

https://info.cookpad.com/

クックパッド

料理系アプリで有名な「クックパッド」

とてもシンプルなサイトレイアウトで、これなら無料テンプレートでも同じことができます。

クックパッドのサイトだけあって食材の写真がとても綺麗でオレンジを基調とした元気で柔らかいイメージがシンプルなサイトに色を添えています。

まとめ

企業サイトを作成する際に役立つ情報を紹介しました。

デザインやレイアウトなどは企業によって見せ方が変わってくると思います。企業として重要なコンテンツをより分かりやすく伝えられるようなサイトを目指したいですね。

WordPressではサイト作成に活用できる便利な機能が沢山あります。はじめから全てを活用しようとしても頭がいっぱいになってしまうので、はじめは必要最低限の企業の重要情報と機能をつけてサイトをオープンさせましょう。

サイト運営を続けていれば、自ずと必要な機能や追加するべきコンテンツが分かってきますので、その時々で適宜、選択していけば良いと思います。

是非、自慢できる企業サイトを作ってみてください!