本記事はSEO対策向けの記事です。ページネーション(ページ分割、ページ送り)するときはrel=”prev”とrel=”next”でページの関連性を検索エンジンに伝えよう。という内容になります。
目次
ページネーションとは
ページネーションとはページ分割、ページ送りのことです。下記のようにページ番号が振られている記事をよく見かけますよね。
記事で伝える内容が多くなると必然的に文章が長くなり、画像も多くなります。ただ、サイズが大きいと閲覧者がサイトを開いてくれたときの読み込み時間が長くなり、閲覧者に不快を与えてしまったり、スクロールし続ける動作もユーザーに負担を与えてしまいます。
そのようなときはページ分割してユーザビリティを向上させるわけですが、一般的に1500字 – 2000字ほど、スクロール数で言うと5スクロールくらいを1ページに納めるのが好ましいようです。
また、ページ移動するリンクは「次へ」「前へ」ではなく、「1」「2」「3」のようなページの番号でリンクを実装しましょう。
このあたりの詳しい手法は海外SEO情報ブログさんのGoogle SEO向けのページネーション最適化×9+1の記事で丁寧に書かれていますので、ページネーションについてもっと知りたい方はリンク先の記事を参照下さい。
ワードプレスでのページ分割方法
ワードプレスでページ分割する方法は簡単です。
テキストモードで下記のコードを改ページしたい行に貼り付けましょう。
<!--nextpage-->
rel=”prev”、rel=”next”について
上記のようにページ分割した場合、前後のページは独立したコンテンツではなく、関連性のある、または続き物のページであることがほとんどだと思います。このときようなときに、このページ群は1つのまとまりですよ、と検索エンジンに伝えてあげるのがrel=”prev”、rel=”next”です。
構造をしっかり伝えてあげることで、インデックスがより正確になり、検索された内容に最も関連性があるページを表示させる効果が見込めます。
また、被リンクを受けた評価などは1つにまとめてくれます(ページごとに分散されない)
ワードプレスでのrel=”prev”、rel=”next”の使い方
ここからが本題です。
例えば、3ページあるコンテンツの場合、rel=”prev”、rel=”next”は下記のような形で、headタグの中に記載します。
1ページ目の場合
<head> <link rel="next" href="http://example.com/wordpress-tsukaikata/2/"> </head>
2ページ目の場合
<head> <link rel="prev" href="http://example.com/wordpress-tsukaikata/1/"> <link rel="next" href="http://example.com/wordpress-tsukaikata/3/"> </head>
最後のページの場合
<head> <link rel="prev" href="http://example.com/wordpress-tsukaikata/2/"> </head>
ワードプレスの場合、インストールした直後の状態では投稿記事ごとにrel=”prev”、rel=”next”が記述され、投稿した記事の前後の記事が関連付けられる形になります。
ただ、上述した内容を勘案するとこの動作は停止した方がよいように思えます。関連性を伝えるものなので、例えば、以下の記事は独立した内容なので勝手に関連付けられたくないですよね。
- タイトル:ワードプレスでおすすめのSEO対策プラグイン3選
- タイトル:ワードプレスで有料テーマをインストールする方法
- タイトル:ワードプレスのインストール手順
ので、ワードプレスが自動でやっている関連付けを停止して、ページ分割した場合は自動でrel=”prev”、rel=”next”がheadタグに挿入されるようなことが実現できればSEOによさそうですね。
そんなプラグインはないかなあといろいろ調べましたが、なさそうでした。。残念です。
テンプレートファイルかfunctions.phpをいじれば対応できますがプログラミングを要するので難易度が高いです。
なので、下記から「ワードプレスが自動でやっている関連付けを停止する」、「ページ分割した場合は自動でrel=”prev”、rel=”next”をheadタグに挿入する」ことをやってくれているテーマを紹介します。また、functions.phpにペーストすればOKなコードを紹介したいと思います。
rel=”prev”、rel=”next”の対応をしているテーマ
Simplicity
https://wp-simplicity.com/downloads/downloads2/
内部SEO施策済みのシンプルな無料WordpressテーマがキャッチコピーのSimplicity。キャッチコピー通り、SEO対策は万全のテーマです。
rel=”prev”、rel=”next”の対応はVersion1.8.8以降で対応済のようです。
参考:https://nelog.jp/rel-next-prev
AFFINGER
稼ぐサイトの設計図-AFFINGER5
価格:14,800円(2018年8月時点)
アフィリエイトサイトやブログサイトなど集客を目的としたサイト作りに特化したテーマ「Affinger」。多機能なためコーポレートサイトも作りやすい万能なテーマです。見出しにある通り、SEO対策が標準実装されていて、その一環でrel=”prev”、rel=”next”の自動挿入も実装済みです。
関数で制御する方法
functions.phpにペーストするだけで実装できそうなコードがありましたので紹介します。コードの情報元は先ほども紹介しましたSimplicity管理者さまのブログページです。作成、公開いただきありがとうございました。個人的に大変貴重なコードだと思っています。
続き物ページを表す「rel=”next” rel=”prev”」タグをWordPressで最適化して利用するカスタマイズ方法
上記リンク先の「functions.phpのカスタマイズ」に書かれているコードをコピーしてfunctions.phpに貼り付けます。
注意:テーマによってはエラーが生じる可能性がありますので、利用は自己責任でお願いいたします。
まとめ
ワードプレスでのページネーションとrel=”prev”、rel=”next”についてまとめさせて頂きました。
ワードプレスはSEOに強いと言われていますが、全てが完璧ではないようですね。今回のような細かい対応を積み重ねてSEOに強いサイトを作り上げていきましょう。