世界中の開発者がデザイン性の高いテーマを配布しているワードプレスでは気軽にサイトの外観を変えることができます。無料のテーマも数多く配布されており、サイトの目的に応じてフィットするテーマをインストールして有効化するだけでイメージに近いサイトを構築することが可能です。
HTMLやCSSの知識がない初心者の方でも簡単にカスタマイズできるワードプレスはアイデア魅力的なサイトにすることができます。
そんな便利なワードプレスですが初心者の方はテーマのインストール方法が分からず不安を感じている方もいると思いますので、今回はそんな方に向けてテーマのインストール方法を紹介します。
テーマのインストール手順は非常に簡単ですので、画像と説明を参照して是非、挑戦してみてください。
テーマ検索からインストールする方法
まずワードプレスから配布されているテーマをインストールする手順を解説します。
ワードプレス管理画面より「外観」→「テーマ」の順に進みます。
すると現在インストールされているテーマ一覧の画面が表示されます。
画面上部にある「新規追加」をクリックしてテーマの追加画面を表示します。
テーマ一覧が表示されました。ここに表示されているテーマは全てインストールして自分のサイトに反映することができます。赤枠で囲んだ部分をクリックすることで人気のテーマや条件を絞った検索が利用できます。特定のテーマを検索したい方は「テーマを検索」にテーマ名を入力しましょう。
下の画像は「特徴フィルター」を表示させたところです。レイアウト、機能、題名という3つの特徴の各項目にチェックを入れることで条件に合ったテーマを検索することができます。条件を指定したら画面下に表示されている「フィルターを適用」をクリックします。
カーソルをテーマに合わせると「詳細&プレビュー」と表示されます。こちらをクリックするとテーマのプレビュー画面が開きます。
プレビューを確認して気に入ったテーマがあったら「インストール」をクリックします。
インストールをクリックすると「インストール中」という表示になり、完了すると「有効化」という表示に切り替わります。テーマをすぐに反映したい方は「有効化」をクリックします。
自動で管理画面に戻りテーマ一覧が表示されます。一覧を見てみると有効化したテーマが反映されていることが分かります。
現在のテーマが自分のサイトでどのように反映されているか確認したい方はテーマの中にある「カスタマイズ」か左上のサイト名にカーソルを合わせると表示される「サイトを表示」をクリックします。
今回は「サイトを表示」をクリックします。
「サイトを表示」をクリックするとテーマを有効化したデフォルトの状態が確認できます。
細かく設定していきたい方は画面上部に表示される「カスタマイズ」から設定していく流れになります。
これでワードプレスから検索や特徴フィルターを活用してテーマをインストールする手順は完了です。簡単な操作で数多くのテーマをインストールすることができますので、是非活用してみてください。
ファイルをアップロードする方法
[外観>テーマ>新規追加>ファイル選択>インストール の手順を解説]
次に外部サイトなどでダウンロードしたテーマをワードプレスの管理画面からアップロードする方法を解説します。
まず先ほどと同じようにワードプレスの管理画面から「外観」→「テーマ」の順に進み画面上部に表示される「新規追加」をクリックしてください。
新規追加をクリックすると画面上部に「テーマのアップロード」と表示されますので、こちらをクリックします。
テーマが入っているzipファイルを選択する画面が表示されますので「ファイルを選択」をクリックします。
zipファイルを選んで「開く」をクリックします。zipファイルは解凍したものではなくダウンロードした時のままの状態でアップロードしてください。
zipファイルが間違っていないか確認して「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが開始されますので完了するまでは不用意にPCをいじらないようにしてください。インストール中にブラウザを閉じてしまったりするとワードプレス側で不具合が生じることもありますので注意しましょう。
正常にインストールが完了すると下の画像のように表示されます。
テーマを有効化する場合は「有効化」をクリックします。一旦テーマ一覧に戻りたい方は「テーマのページに戻る」を選択します。今回は「有効化」をクリックしました。
テーマの有効化が完了すると自動でページが切り替わり、テーマ一覧ページに戻ります。ここでどのようにテーマが反映されているのか確認しましょう。今回は「カスタマイズ」をクリックして確認します。
デフォルトの状態のサイトが表示されました。こちらの画面を見るとカスタマイズ画面の表示が邪魔をしてPCサイズで表示されていないので、画面左下部の「コントロールを非表示」をクリックします。
全画面表示になってPCで閲覧した際のテーマが確認できました。これでzipファイルをアップロードしてテーマを有効化させる設定は完了です。
テーマ選定時にやること
ここではテーマを選ぶ際にチェックしておきたい項目をピックアップしてみました。
不具合をチェックする
せっかく気に入ったテーマでも不具合が起きているものをインストールするのはリスクが高いです。ダウンロードサイトなどで不具合の情報が出ていないかチェックしてみましょう。
ワードプレスのプレビュー画面でテーマをいじってみるのも有効です。インストールして有効化してみた方はイメージ通りのレイアウトになっているかなどチェックしてみてください。
テーマの更新状況をチェックする
ワードプレスはオープンソース型のシステムということもあり定期的にアップデートを繰り返しています。ワードプレス側が新しくなっているにも関わらずテーマがアップデートされなければ機能をフル活用できなくなるだけでなくセキュリティ上の問題も出てきます。
なのでテーマを選定する際は定期的にアップロードされているかチェックしてみてください。主に確認するべき項目はテーマの最終更新日です。最終更新日が近い日にちのテーマなら安心して使うことができます。
2年以上更新されていないようなテーマは使用しない方が良いでしょう。
沢山の人が使っているか/日本語の情報はあるか
初心者の方でプログラミングのスキルがない方にとって重要になってくるのはテーマのカスタマイズ事例や設定の解説がしてある情報サイトがあるかどうかです。
沢山の人が使っているような人気のテーマの場合はネット上にカスタマイズ事例などを分かりやすく解説したサイトが沢山あります。一方、日本人があまり使っていないテーマは解説情報などもなく初心者で英語の分からない方には非常に困難になります。
事前にテーマの情報が沢山あるかどうかをチェックするのは後々のことを考えるととても大切な事だと言えるでしょう。
テーマ選定後にやること
子テーマを作る
テーマをインストールしたら子テーマを作りましょう。子テーマとは直接本家のテーマに変更を加えずに別のシートにコードを入力することで、カスタマイズができるようにするためのもので初心者の方に用意した方が良いと言えます。
子テーマを予め無料で配布してくれている開発元もありますが、自作することも簡単にできますので、是非チャレンジしてみてください。
まとめ
ワードプレスでテーマをインストールする方法を解説しました。
はじめてテーマをインストールする方は何も分からないので困ってしまうこともあると思いますが、一度経験してしまえば非常に簡単にインストールすることが分かったと思います。
沢山のテーマが配布されていますが初心者の方でサイトをしっかりカスタマイズしていきたい方は日本語の情報がネット上にアップされているかどうかを事前にチェックすることでより快適にテーマを使っていくことができます。
カスタマイズする際は是非、子テーマを活用してみてください。魅力的なサイトを作るためにオリジナリティも高めていきましょう。