「ワードプレスを使ってブログサイトを初めてみたい」「できるならブログサイトでお金を稼いでみたい」
そんな思いを持っているけど、何だか難しそうだし、お金がかかるからと始めることを躊躇している方は多いのではないでしょうか?
「本格的にブログを運営するのは気が引けるからなぁ」「お試し感覚で無料でできたら良いのになぁ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
通常、ワードプレスを始めるには初期費用で安くても数千円はかかります。
もしも初期投資を限りなく無料にしてワードプレスとはどんなものなのか体験してみたいという方には無料で使えるサーバーを利用してワードプレスを始める方法がおすすめ。
今回はワードプレスを試してみたい方や日記程度のブログサイトをオープンしてみたい方に無料のサーバーを4つ紹介いたします。
ワードプレス自体は無料
まず、まだワードプレスを利用したことがない方に多い誤解が「ワードプレス=有料」と思っていること。
ワードプレスをはじめるにはお金がかかるという情報は知っているけど厳密に何にお金がかかるのかを理解している人は少ないのではないでしょうか。
ワードプレス自体はオープンソース型のブログサービスなので無料なんです。
ワードプレスをはじめるにあたって、実際にお金がかかるのは「ドメイン代」と「サーバー代」です。ドメインとは「サイト名.com」の「.com」の部分です。
このドメインはサーバー会社が無料で提供しているものもあるので、サイトのアドレスが長くなってもいいなら経費はかかりません。
レンタルサーバーはサイトのデータを保存しておく場所です。サーバー会社によって安定性や表示速度が変わり、レンタル料金や初期費用もバラバラです。
一度作ったサイトを本格的に運営したいと思った場合は安定して高速なサーバーを使用しないと、もしもサイトにアクセスが集中した場合に表示されないなどの不具合が起きてしまう原因になりますので、注意が必要です。
無料で利用するシチュエーション
まだワードプレスに触れたことがない人やちょっとしたテストがしたいと考えている方には無料で利用できるサーバーをおすすめします。
ただし初心者の方がお試し感覚で無料のサーバーを活用してワードプレスを始める場合は「今後そのサイトをどうするのか」を念頭に考えて事前に対策をしておくと良いでしょう。
もしも、お試しで始めたワードプレスが楽しくなってきて「このサイトのまま本格的に始めたい!」と思った時にサーバーが提供する無料のドメインでは長くて見栄えがよくありません
ですが途中でドメインを変更することは住所が変わってしまうことになり面倒が増えるだけです。SEO的にも不利です。
今後そのような発展が少なからずあると思う方は独自ドメインだけ取得しておくことをおすすめします。
サーバーは途中で本格的なものに移行すればOKです。独自ドメインは1500円程度で取得できます。
逆に今後、本格的に始めたくなったとしたらゼロから新しいサイトを作るという方はドメインも取得しないで完全に無料でワードプレスをすることができます。
余程のことがない限りお試し程度でサーバーがダウンすることもありませんので、ワードプレスで一体どういったことができるのかを気軽に試してみてください。
ワードプレス無料サーバー4選
今回紹介する無料で利用できるサーバーのスペック一覧表は以下の通りです。
どのサーバーもお試しでワードプレスをインストールして使用する程度なら十分なスペックです。
ここでは上から順に各サーバーの詳細情報を検証します。
比較 | 容量 | 独自ドメイン | WP自動インストール |
広告表示 有/無 |
商用利用 | PHP/MySQL |
Hostinger | 2G | ◯ | ◯ | 無 | ◯ | ◯ |
Xdomain | 1G | ◯ | ◯ | 有 | ◯ | ◯ |
WPblog | 1G | ◯ | ◯ | 有 | ◯ | ◯ |
ウェブクロウ | 1G | ◯ | ◯ | 無 | ◯ | × |
Hostinger
・ 容量:2GB
・ 独自ドメイン:可能
・ WP自動インストール:あり
・ 広告表示:なし
・ 商用利用:可能
・ PHP/MySQL:可能
海外のサーバー会社で世界展開している「Hostinger」
無料で2GBの容量を確保できる上、ワードプレスの自動インストール機能も付いていて、商用利用もOKと普通のレンタルサーバーと同じようなサービスが魅力的です。
サーバーの基本スペックが高いだけでなく無料のサービスにありがちな広告の自動挿入もありません。このサーバーを利用してワードプレスを導入したら誰も「無料」で運営しているなんて思わないでしょう。
初心者の方のワードプレスデビューには非常に最適な無料サーバーです。
Xdomain
・ 容量:1GB
・ 独自ドメイン:可能
・ WP自動インストール:あり
・ 広告表示:あり
・ 商用利用:可能
・ PHP/MySQL:可能
高速で安定性抜群と多くのプロブロガーも利用しているXserverが提供する無料のサーバー「Xdomain」
容量は1GBとHostingerには劣りますが、日本の信頼度の高いサーバー会社のサービスなので安心度は高いですね。Xdomainは無料で利用できる代わりにサイトの広告が自動表示されます。
その点を除けばワードプレスの自動インストール機能も付いていますので、初心者の方も手軽に始められると思います。
本格的にワードプレスの運営を始めたいとなった時にも、そのままXserverに移ればいいので、使い方なども共通で分かりやすいでしょう。
WPblog
・ 容量:1GB
・ 独自ドメイン:可能
・ WP自動インストール:あり
・ 広告表示:あり
・ 商用利用:可能
・ PHP/MySQL:可能
スタードメインで有名なネットオウル株式会社が運営している無料サーバー「WPblog」
こちらはワードプレスに特化した無料のサーバーとなっており、初心者でも簡単にブログサイトを始めることができます。サービス自体がワードプレスに特化しているのは初心者にとっては非常に分かりやすくて良いのではないでしょうか。
ワードプレスに関係ない機能は一切ついていないので、サーバーの役目をシンプルに理解することができます。広告の自動表示はありますが、その他のスペックは優秀です。
ウェブクロウ
・ 容量:1GB
・ 独自ドメイン:可能
・ WP自動インストール:オプション
・ 広告表示:オプションを追加すると表示される
・ 商用利用:可能
・ PHP/MySQL:オプション
通常の仕様で利用する限りでは広告の表示もなく自由なレイアウトでサイトを構築できる「ウェブクロウ」
独自ドメインにも対応し、容量も1GBあり安心です。こちらのサービスもネットオウルが運営していることから分かるように、こちらはどちらかというとワードプレスではなく通常のホームページの作成に向いています。
ワードプレスの自動インストール機能もないので、初心者の方は戸惑うことも多いでしょう。
ただウェブクロウはオプションで広告の表示を許可するのと引き換えに容量が2GBにアップしワードプレスに不可欠なPHPなどのデータベースを利用できるようになります。
広告だけでアップグレードできるのでテストでワードプレスを運営したい方にはおすすめです。
ワードプレスを続けるならサーバー契約しよう
無料で利用できるサーバーを活用してワードプレスを始めることはできますが、継続してサイトを育てていきたいと考えるようになったら、なるべく早く有料のレンタルサーバーに移行した方が良いでしょう。
というのも無料で利用しているサーバーというのは、いつサービスが終了してもおかしくありません。優良な企業なら、事前にサービスの終了を知らせてくれるとは思いますが、その連絡に気が付かなかったら、ある日突然あなたのブログサイトが消えてしまいます。
「事前にサービスの終了を知っていればデータをバックアップしておいたのに・・・」と思っても消えてしまったら、取り戻すことはできません。
無料のサーバーは広告の自動挿入が条件としてあったり、サービスを提供している事業者の名前が入ってしまうことからSEO的にも不利になってしまいます。
そういった面から考えても単純なブログサイトを運営するだけでも有料のサーバーをレンタルした方が良いと思います。
ワードプレス無料サーバーのまとめ
完全に無料でワードプレスを試してみたいと思っていた方にとっては非常に魅力的な無料サーバーを紹介しました。
各サービスには、それぞれ特徴がありましたがお試しで利用するなら大差はないと言えるでしょう。
ただし、その後に有料のレンタルサーバーを契約する予定があるのなら、Xdomainなどを利用するのがおすすめです。
日々の思いを単純に綴るだけのブログサイトだとしても、突然のサービス終了などで慌てる心配のないように有料のサービスを選択する方がおすすめですね。
ブログとしてインターネット上に発信すれば、少なからず、検索キーワードにヒットしてサイトに訪れる人も現れます。
無料のサービスでワードプレスの楽しさを知ったら、是非本格的にサイト運営に挑戦してみてください!