突然ですがページナビゲーションという機能をご存知でしょうか?
ページャーやページネイションとも呼ばれる機能でトップページや投稿ページの下部にある表示のことを指します。
一見、何の変哲もない機能ですが「次のページ」「前のページ」という2つの表示だけのサイトと上の画像のように特定のページに移動できるようにページナビゲーションが設置されているサイトでは、クロールの巡回率も変わってくるというデータもあり、ユーザーにとっても使いやすいのは間違いありません。
デフォルトでページナビゲーションが付いているテーマを使用している方は良いのですが、「次のページ」「前のページ」という2つのボタンしか設置されていない方は今回紹介するプラグインを活用することで簡単にページナビゲーションが設置できるのでおすすめです。
特にコンテンツが増えてきた方には必須の機能とも言えますので、ページナビゲーションを設置してユーザーのストレスを解消するのと同時に検索エンジンの巡回率を上げられるようにしておきましょう。
WP-PageNavi
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-pagenavi/
まずはプラグインをインストールしましょう。上のダウンロードページを利用するかワードプレスの管理画面より「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
プラグインの追加画面が表示されたら「WP-PageNavi」と検索します。
プラグインが表示されたら「今すぐインストール」をクリックしましょう。インストールが完了したら「有効化」しておきましょう。
次に管理画面より「設定」→「PageNavi」をクリックしてプラグインの設定画面を表示します。
設定画面が表示されました。上から順に設定項目を見ていきましょう。
ページナビゲーションテキスト
- 総ページ数用テキスト:現在のページと総ページ数を表示します。どちらかのページ数の表示を非表示にしたい場合はテキストを削除します。
- 現在のページ用テキスト:変更しないでください。
- ページ用テキスト:変更しないでください。
- 最初のページ用テキスト:デフォルトでは「先頭」になっていますが任意のテキストに変更可能です。
- 最後のページ用テキスト:最初のページと同じくテキストを任意で変更可能です。
- 前のページ用テキスト:任意でテキストを入力します。
- 次のページ用テキスト:任意でテキストを入力します。
- 「前へ…」用テキスト:任意でテキストを入力します。
- 「次へ…」用テキスト:任意でテキストを入力します。
ページナビゲーション設定
- pagenavi-css.css を使用:「はい」にチェックを入れると予め設定されているCSSが適用されます。デフォルトでは「はい」になっているので、そのままでOKにです。
- Page Navigation スタイル:通常のスタイルかドロップダウン表示にするかが選択できます。
- 常にページナビゲーションを表示:デフォルトでは「いいえ」になっています。常に表示しておきたい方は「はい」にチェックを入れましょう。
- 表示するページ数:デフォルトでは「5」に設定されています。5の場合は「12345…」となります。3の場合は「123…」となります。
- 省略表示するページ数:デフォルトでは「3」に設定されています。3の場合は下の倍数との兼ね合いで「12345…10…20…30」と表示されます。不要の場合は「0」と入力しましょう。
- 省略ページを以下の倍数で表示:デフォルトでは「10」になっています。5の場合は5の倍数が省略ページに表示されます。
設定が完了したら一番下の「変更を保存」をクリックして完了です。
コードを挿入する
プラグインの設定が完了したら、ページナビゲーションを追加したい場所にコードを挿入します。
今回はトップページで動作するように「index.php」を編集します。
テーマを直接編集することになるので事前にバックアップをとっておくことをおすすめします。万が一不具合などが起きた場合に対処できるように事前に準備しておきましょう。
管理画面より「外観」→「テーマ編集」の順に進みます。下画像を参考に「index.php」を選択して以下のコードを挿入してください。
<?php wp_pagenavi(); ?>
コードの挿入が完了したら「ファイルを更新」をクリックします。
問題なく挿入できていればトップページの記事の最下部にページナビゲーションが表示されます。
index.phpのどこに挿入するかはテーマの使用によってもことなりますので、上手く表示されない方は挿入する場所を変えてみるなどして試行錯誤してみてください。
WP-PageNaviを使用して簡単にページナビゲーションを設定する方法を解説しました。
テーマを変えることなくページナビゲーションを設置できるので、自分でオリジナルのテーマを作成した場合にも活用できます。コンテンツの量が多いブログサイトなどはページナビゲーションを設定することでクロールの巡回率も上がりやすくなります。
テーマによって挿入する場所が変わると思いますので好きな位置になるように調整すると良いでしょう。
使いやすいプラグインでページナビゲーション自体のカスタマイズにも対応していますので、是非使いこなしてみてください。